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よく食べているんですけどね。痩せました。
これまで5kgをきる事は無かったのが、今4.6kgです。じわじわ減ってきています。
抱っこしたら骨が当たってゴツゴツしています。
金曜日に抜歯後の経過を診てもらうのと、お薬が切れるので受診しました。
思いがけず病理検査の結果が出ていて、説明を受けました。
まあ、結論から言うと、やはり癌のようです。しかもやっかいな方の。
一部抜粋ですが、
繊維肉腫に移行しつつある増殖性、潰瘍性、混合細胞性、歯肉炎
ショコラの顔のどこかで、慢性的に炎症が起こっていて、
その影響で、じわじわと悪さをする細胞が増えている形跡がある。
それがいずれ、高い確率で悪性の癌に移行するだろうということです。
今回提出したのは、歯茎に出来た腫瘤と、抜歯したその奥の骨組織、筋肉組織などです。
その部位に対しての、この診断ですので、他にもまだ病巣はあるのかもしれません。
臨床的には低~中等度の繊維肉腫としての対処が推奨されます。
覚悟していたつもりですが、今、考える気力がありません。
くしゃみの頻度は、今の病院を再び受診しようと決めた頃よりは減っています。
ただ、抜歯したおかげで劇的に良くなったということではないです。
おそらく、ここで処方された消炎鎮痛剤と抗生物質がうまく抑えてくれているのでしょう。
とりあえず、今回は同じ内服薬をしばらく続けることになりました。
‘繊維肉腫としての対処’として、
第一選択である放射線治療についてはかねがね無理であることは伝えていたので、
先生からは、抗がん剤の注射を提案されました。
ショコラの癌の細胞の種類では、あまり効果は期待できない治療法なのですが、
ごく稀に、症状が落ち着いた例が報告されているそうです。運が良ければ、の次元の話です。
リンパ腫だったらすぐにでも治療を始めるのに。
結局、どうしたらいいのか、この時は決められませんでした。
右目は常に涙を流していて瞬膜は出っぱなしです。しっかりと開いた右目をしばらく見ていません。
いずれは顔のどこかが変形してくるだろうと言われました。
腫瘍が、目の奥で増殖すればまぶたが閉じられなくなり目が飛び出す、
上あごや鼻で増殖すれば食べられなくなる…
怖いです。本当に。想像するだけで泣けてきます。
美人で、綺麗好きで、グルーミングが丁寧で、
マロンやうにと違って、どういうわけか、いつもいい匂いがしていたのに。
可愛いって言葉を理解していて、そう褒めると嬉しそうに必ずクネクネする。
そんなショコラが、どうしてこんな事になるのでしょうか。よりによって顔だなんて。
もうこんな後ろ向きな考えで頭がいっぱいです。
放っておいたら気分はどこまでも落ちていきます。
抜歯後、私にだけ威嚇したり悲鳴をあげたのに、夫には普通だったことを話すと、
私に甘えているんだと、先生はおっしゃいました。嬉しくて、同時に苦しかったです。
あの時は、「こんな目に合わせて!」と、責められている気分でした。
現在は、あの時の様子が嘘みたいに甘えん坊です。
ただ、やはり時々近づくなオーラを出しながら、隅のほうでじっとうずくまっている事はあります。
どこか痛いのか、隠しても分かるんだぞ!と思いながらそれを眺めています。
マロンとは、数日前まではすれ違うことも出来なくなっていたのですが、
今日は目があっても唸り声をあげませんでした。
まだまだ距離はあるものの、いい方向に向いているのではないでしょうか。
抗がん剤の治療、どうしようか悩みます。
効果があまり期待できないものに対して、副作用のリスクを背負ってでもやるべきなのか。
正直今は、麻酔を必要とする検査でさえ、もうさせたくないと思ってしまっています。
体への侵襲が大きい治療は、精神的にも非常にストレスのかかるものだという事を、
抜歯後のショコラの変貌を目の当たりにして思い知りましたから。
そうは言っても、現実にショコラの顔が変わるような事態になれば、また考えは変わるのかもしれません。
私にだけは弱みを見せてくれる。
それほど信頼されているのだと思うと、むしろ怖くて動けなくなります。
何を決めても、それは全て正しくないのかもしれない、そう思ってしまいます。
間違えるのが怖いです。
2013.03.16 |
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